Windows Update 2026年6月版まとめ|KB5094126・KB5095051の内容と確認しておきたい既知の問題

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Windows Updateは、目立つ新機能よりも、見えない部分を守る更新です。

6月の更新では、Windows 11とWindows 10の各対応バージョンにセキュリティ修正と品質改善が配信されています。普段どおり再起動を促される更新に見えても、今回はSecure Boot証明書の更新拡大や、フォルダー表示の仕様変更など、長くPCを使ううえで確認しておきたい項目が含まれています。

一方で、完全削除の確認画面に本来とは違う内部ファイル名が出る既知の問題も確認されています。データが消える不具合ではありませんが、見慣れない表示に戸惑う人は出そうです。

今回の更新で押さえたいポイント

  • Windows 11 25H2・24H2ではKB5094126が対象です。
  • Windows 11 26H1ではKB5095051が対象です。
  • Windows 10 22H2は、通常サポート終了後のESU対象などにKB5094127が提供されています。
  • Secure Boot証明書の配信対象を広げる仕組みが含まれています。
  • ごみ箱の完全削除確認で内部ファイル名が表示される既知の問題があります。

まず確認したい対象バージョン

Windows 11 25H2・24H2

一般的なWindows 11環境では、KB5094126が今回の中心です。セキュリティ修正に加え、先行して提供されていた品質改善も取り込まれています。

更新後のOSビルドは、25H2が26200.8655、24H2が26100.8655です。設定画面の「システム」から「バージョン情報」を開けば、現在のビルドを確認できます。

Windows 11 26H1

26H1を使っている環境では、KB5095051が対象になります。更新後のOSビルドは28000.2269です。

26H1は新しいハードウェアや2026年のデバイス向け機能を意識した系統でもあるため、対応機種では通常のセキュリティ更新に加えて、デバイス側の安定性を保つ意味も大きくなります。

Windows 10 22H2

Windows 10では、通常の無償更新終了後も、ESUやLTSCなどの対象環境に6月のセキュリティ更新が提供されています。

対象環境では、KB5094127が配信されます。Windows 10を継続利用している場合は、自分のPCが通常版なのか、ESU契約対象なのか、LTSCなのかを確認しておく必要があります。

Secure Bootの更新が意味すること

今回の更新で目立ちにくい重要項目が、Secure Boot証明書に関する配信です。

Secure Bootは、PCの起動時に信頼できないソフトウェアが入り込むことを防ぐ仕組みです。OSが起動する前の段階から保護を始めるため、通常のウイルス対策よりも深い場所を守る役割を持っています。

Windowsでは、古いSecure Boot証明書の有効期限が近づくことを踏まえ、新しい証明書を段階的に配信しています。今回の更新では、更新を安定して適用できているデバイスを確認しながら、対象を広げる仕組みが強化されています。

ユーザー側で特別な設定をする場面は多くありません。ただし、更新を長期間止めているPCでは、将来的に証明書の移行が遅れる可能性があります。大きなトラブルがなくても、定期的な更新は続けた方が安全です。

表示が変わる可能性がある場所

フォルダーのアイコンや名称

今回の更新では、desktop.iniの扱いに関するセキュリティ強化が含まれています。

その影響で、ダウンロードしたフォルダーやネットワーク越しのフォルダーでは、独自に設定していたフォルダーアイコンやローカライズされた名称が表示されなくなる場合があります。

これはフォルダーそのものへアクセスできなくなる問題ではありません。見た目のカスタマイズが反映されにくくなる可能性がある、という性質の変更です。

ごみ箱の完全削除確認

6月の更新後、一部環境ではごみ箱からファイルを完全削除しようとした際、確認ダイアログに元のファイル名ではなく内部ファイル名が表示されることがあります。

たとえば、見慣れない英数字から始まる名称が出る場合があります。ただし、ごみ箱一覧には従来どおり元のファイル名が表示され、復元時にも元の名前で戻ります。

そのため、ファイルが壊れた、名前が勝手に変わった、削除に失敗したという意味ではありません。現時点では表示上の問題として考えるのが自然です。

更新前にしておくと安心なこと

  1. 作業中のファイルを保存し、再起動できる時間を確保する。
  2. 「設定」からWindows Updateを開き、更新履歴を確認する。
  3. ノートPCは電源接続した状態で更新する。
  4. 重要なデータはクラウドまたは外部ストレージへバックアップする。
  5. 更新後は、ブラウザ、Office、プリンター、業務ソフトが通常どおり起動するかを確認する。

今後の見どころ

6月の更新は、大きな新機能を前面に出すアップデートではありません。むしろ、起動時の信頼性、証明書の移行、セキュリティ修正、更新基盤の安定性を整える内容です。

こうした更新は、問題が起きないほど存在感が薄くなります。しかし、PCを長く使うなら、目立たない更新ほど重要になります。

特にWindows 11 24H2のHome・Proでは、サポート期限も意識する時期に入っています。現在のバージョン、更新履歴、次の機能更新が届く状態かを確認しておくと、後から慌てずに済みます。

注意点

今回の更新は基本的に適用を検討したいセキュリティ更新です。ただし、業務PCや特殊な周辺機器を使う環境では、更新前に社内管理者やメーカーの案内を確認した方が安全です。

最大の確認点は、ごみ箱の完全削除確認で内部ファイル名が表示される既知の問題です。ファイルの削除や復元そのものに影響する問題ではありませんが、表示の違和感に注意してください。

本記事は情報提供を目的としており、個別環境での更新結果や動作保証を行うものではありません。

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